シニア犬は何歳から?
シニア犬は何歳からとしたはっきりとした明確な定義はありません。
しかしフードの年齢にシニア犬7歳~などの明記されたものもあります。犬の7歳とは人間で40代後半~と言われています。40代後半の人間なら見た目もそれぞれでまだまだ働き盛りといった感じですね。犬種・体格・生活環境などによりそれぞれ違ってきます愛犬と出来る限り長くそして幸せな老後を送れるようケアをしてあげたいものです。愛犬の老化のサインがないか確認してみましょう。
老化の兆候8つをチェック
一般に7歳を過ぎた頃から老化の兆候が表れると言われています。
- 目 見た目にもわかる白内障などの視力低下があらわれます。物にぶつかったりつまづいたりするようになります。→目のケア
- 耳 聴力の低下により呼んでも反応が鈍いことや飼い主の帰宅に気が付かない場合もあります。→耳のケア
- 口 口臭がきつくなります。歯周病になっている場合が多く唾液の分泌も低下しています。→口のケア
- 被毛 毛づやがなくなり薄くなったりします。目や口の周りなど白髪も増えてきます。→被毛のケア
- 排尿 おしっこを何回もするや水をたくさん飲むなどの症状が出たら肝臓の病気やほかの病気が隠れていないか検診を受けましょう。
- 体重 運動量の減少やホルモンバランスなどにより体重が増えます。
- 四肢 筋肉の衰えにより関節などが弱り歩き方や走り方がぎこちなくなります。
- 生活 睡眠時間が長くなります。
当てはまるものがあれば今まで以上に愛犬の健康に注意し観察してあげましょう。
健康診断も定期的に受け悪くならないうちに治療することで愛犬への負担を減らすことができます。
シニア犬の症状
シニア犬になると特徴的な症状が現れることがあります。
- 噛む 飼い主に従順で温厚な犬でもシニア犬になると噛んでくることがあります。飼い主にとってもとても悲しい事ですが原因としては “痛みがある所をさわろうとした” “認知症” などがあります。愛犬の動き方などに注意してみましょう。
- 夜泣き 昼間ねてばりだと夜起きだしてしまう事もあります。昼間外へ連れ出し刺激を与えるのも効果的と言われています。また床ずれなどで痛みがある場合もあります。
- 徘徊 なせか同じ場所をぐるぐると周ります。様子をみてテーブルなどに当たらないようにしたりフェンスで狭い所に入り込まにように工夫してあげましょう。
- トイレの失敗 トイレに向かっている間に間に合わず失敗してしまったりしますが絶対に叱らないようにしてください。人間と同じです。年をとればトイレに間に合わないことがあります。愛犬も悲しいはずです。時間を見てトイレに連れていったりおむつを利用するなどしましょう。
- 食欲不振 歯周病で歯が痛くて、カリカリごはんが固くて食べられないのかもしれません。フードをやわらかい物に替えてみましょう。
これらの症状は必ずそうなる訳ではありません。症状は愛犬それぞれですが過保護になりすぎないようできるだけ体を動かして刺激を与えてあげることが大事です。知育玩具も効果的です。頭を使って認知症予防しましょう!
シニア犬の食事
シニア犬の症状の一つでもある食欲不振について考えてみましょう。
食べない原因としてはフードが固い事や消化力の低下などがあります。フードはふやかしたり缶詰などを利用したり一回の量を減らし回数を増やしてあげるなどしてください。手作りごはんもおすすめです。
必要とされるカロリーは年齢によって違ってきます。シニア犬には成犬時に食べていたフードでは脂肪やたんぱく質が多すぎる場合があります。過剰に摂取しすぎると病気になってしまう場合がありますのでフードを少しづつ混ぜながら切り替えしてあげるとよいでしょう。
消化を助ける食材はビタミンCです。
おすすめ食材は 大根 白菜 小松菜 かぼちゃなどです。
生活環境を整え事故を防ぐ
フローリングの床で転んで骨折をしてしまったりしないように滑り止めマットなどをしきましょう。階段の段差などはなるべく小さくしておきます。
目が見えにくくなた場合は部屋の配置を大幅に変えないでください。愛犬の覚えている家具の配置で動いています。ぶつかって頭や顔にけがをさせないように配慮しましょう。
過ごすお部屋の温度も一定に保ってあげましょう。特に激しい寒暑は体調に負担のかからない環境づくりが必要です。
“ゆるっと”散歩について
毎日のお散歩は一緒に歩いて飼い主さんと季節を感じながらできる最高のスキンシップです。しかしシニア犬になると足腰が悪くなったり心臓に負担が掛かったりといろいろな面で変化してきます。だからと言ってまだ使える運動能力を少しでも低下させないように“ゆるっと散歩”に切り替えてあげてください。
- 今日の食欲は?
- お腹の調子は?
- 足腰は?
様子をみてシニア犬のペースでゆるっと散歩しましょう。途中立ち止まったりした場合は疲れているサインかもしれません。抱っこへ切り替えたりコースを短くして調整してあげましょう。カートを利用するのもよいでしょう。
寝たきりになってしまったら?
ケガや病気が原因で寝たきりになってしまう場合もあります。
床ずれや排泄など今まで以上に気配りが必要になります。時としてはひとりでお留守番させる事も困難になるかもしれません。在宅ワークへの切り替えやペットシッターへお願いし愛犬の介護が必要になります。
また寝たりではなく痴ほう症にもなる場合もあります。
あると便利な介護用品6選
- 防水シート トイレシートと組み合わせて汚れをしみこませないようにします
- 低反発敷き布団 床ずれを防止します
- あご乗せ枕 ふせの姿勢をサポートします
- 歩行補助ハーネス 自立できない場合補助してあげます
- おむつ 介護用のおむつがあります
- ドッグカメラ 離れた場所化rも様子を確認
ペットを迎える前に読んでほしい事でもお伝えしましたが最後のその時まで一緒に居てください。愛犬は飼い主さんが大好きです。そんな時こそ飼い主さんも深い愛情で返してあげてください。もちろん免疫を高めるマッサージも効果的です♪
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