新型コロナウイルスはペットに感染するのか
2019年12月中国湖北省の武漢において原因不明の肺炎(新型コロナウイルス)が確認されそれ以降世界的に大流行し人々の生活を苦しめています。
2020年3月香港で感染した飼い主からペットの口や鼻から脆弱な陽性反応があったと、香港漁農自然護理局(AFCD)が発表しました。
2020年8月3日付で日本で初めて2匹の犬が新型コロナウイルスの陽性反応あったと報告されました。
AFCD は、現時点ではペットが COVID-19 ウイルスを人に感染させる証拠はないと 報告しています。 したがって、人々がペットを放棄しないように強調しています。
引用:益社団法人東京都獣医師会 危機管理室感染症セクション
その後隔離され陰性が確認された後自宅へ戻りましが、2日後死亡したとの報道がありました。ペットはシニア犬であり持病があったとのことで飼い主の希望により病理検査はされませんでした。新型コロナウイルスとの因果関係はわかりませんが悲しい事例となってしまいました。
新型コロナウイルスに感染した犬からは特に症状は確認されていませんが猫から呼吸器・消化器症状があったとの報告がありました。
今のところペットから飼い主が感染する証拠はないようですが新型コロナウイルスは今だ未知なウイルスの為楽観視はできません。2022年3月現在終息がみられない為今後の発表により内容が変更されるかもしれません。
もし飼い主が新型コロナウイルスに感染してしまった場合
この爆発的な感染拡大によって新型コロナウイルスに飼い主さんが感染してしまった場合は?
保健所などの施設に相談してほしい。公衆衛生獣医師や公衆衛生の技官がかかりつけの動物病院に連れていくようアドバイスをした場合、動物病院に事前に連絡をして事前に COVID-19 に感染した人に接触した病気の動物を連れていくことを伝えてほしい。そうすることで動物病院は隔離場所を準備することができる。公衆衛生部門から動物病院に連れて行かないよう要請されている場合はそれに従うこと。 引用:世界小動物獣医師会(WSAVA)
と明記されています。
実際私もコロナ陽性となり自宅療養となりました。
やはり咳がでるのでマスクをして愛犬のお世話をしていました。なるべく手や顔を舐めたりさせないようにしていました。回復までに特に愛犬達の様子す変わりがなく一安心している所です。
自分や家族が具合が悪くても愛犬達のお世話は欠かせません。どんなことがあろうと愛犬(ペット)達には飼い主しかいないのです。
犬コロナウイルスは以前からある
今回問題となっている新型コロナウイルスと犬コロナウイルスは別の感染症ですのでご注意ください。
犬コロナウイルスとはコロナウイルス性腸炎と呼ばれ成犬の場合は感染してもほとんど症状が現れませんが感染した犬の糞などの匂いを嗅いだり踏んだりした子犬が感染すると嘔吐や下痢の症状がでて脱水になってしまう場合があり症状によっては重症になってしまうので要注意です。
これらは予防接種が有効です。
今後飼い主としてとるべき行動とは
陽性反応が出たペットは発症していないと言われています。しかし香港の事例により飼育放棄が起こりペット達が捨てられたとの報告もありました。
一番大事な事は飼い主である私たちが感染しないよう努めるべきです。ペットは愛情表現の一つでペロペロと口や手をなめてしまいます。外出先から帰ったらまず手洗い・うがいをしっかりしてからペット達に触れましょう。
自宅へウイルスを持ち込まない事が一番ですね。
また大流行時期の散歩も公園などは避け時間を短くするなどのして飼い主さん共々リスクを避けましょう。
窓は10㎝ほど開け常に空気を循環させましょう。その場合は愛犬が隙間から出てしまわないようペットフェンスなどを活用するといいでしょう。
もちろんマッサージで免疫を上げウイルスに負けない身体づくりも有効ですね♪
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